ヨーロッパで最初に名刺が使われたのは16世紀のドイツだと言われています。ドイツでも訪問先が不在だったときに、訪問したことを知らせるために自分の名前を書いたカードを残すという使われ方をしていました。その後18世紀には名刺はヨーロッパの社交界では欠かせないものとなります。当時はすでに形式や使い方のマナーもありました。この頃の名刺には華やかな図柄が入っており、特に銅版画を入れたのもが多かったようです。また、19世紀の中頃には写真入り名刺が登場しています。これはフランスの写真家ディスデリによって考えられました。写真を入れることを考慮し57mm×82mmサイズを採用しました。よって、現在もヨーロッパの名刺と日本の名刺は大体同じような大きさのようです。